中学2年生の美術の授業の作品「鳥獣戯画でひとこと!」が展示されていました。

小学校の時に、国語の教科書で見たことがある国宝の「鳥獣戯画 甲巻」です。
「鳥獣戯画 甲巻」は詞書きがなく、絵だけです。
この時代の人たちは全ての人が字が読めるわけではなかったのですが、
文字が読めない人でも楽しむことができるこの絵巻物は、誰がどんな環境で楽しんだのでしょう。
現代の私たちはこの絵を見て、どのようなセリフを想像するのかを考え、作品にしています。

和紙に筆を使って、墨で書きました。
間違えたときや上手く書けなかったときはどうしたらよいのかや
昔の人たちは不便な中でどのようなことを思い、クオリティの高いものを作り上げたのかも考えました。

それぞれの生徒の個性が見える作品になっています。