校長あいさつ

「青春の丘(はるのおか)」から

秋田県立横手清陵学院中学校・高等学校 校長 西村 充司

 

 

 このたび、横手清陵学院中学校・高等学校に校長として着任しました西村 充司(にしむら みつし)です。本校は平成16年に秋田県初の県立中高一貫教育校として創立され、全国初の普通科と総合技術科を持つ中高一貫教育校でもあります。

 本校の校歌では、この横手清陵学院の校地を「青春の丘(はるのおか)」と呼んでいます。「山と川のある町」と呼ばれる旧横手市の東南に位置し、体育館、実習棟を一体化した近代的な校舎と広大なグランドを含む「青春の丘」は、生徒たちが中学校からの6年間、あるいは高等学校の3年間、のびのびと学校生活を過ごすことのできる教育環境です。
 中学校164名、高等学校489名、計653名で平成28年度をスタートし、本年度の重点目標を「高い志と 探究力 人間力の育成」としました。一人ひとりの生徒が「高い志」を持つためには、自分を知り、社会を知り、将来を見通す力が必要だと考えています。今春の卒業生から、本校創立以来初めてとなる京都大学への進学を果たした生徒が出たことは、在校生にとって「高い志」をもつ指針となる大変うれしいニュースでした。

 

 本校では創立以来、国際理解教育とものづくり教育を学校の2つの柱として教育活動を展開してきました。平成20年度からは、探究型学習「清陵プロジェクト」スタートさせ、平成22年度から平成27年度までの6年間、「おらほのスーパーサイエンス」をテーマに、昨年までの6年間、文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受け、3つめの柱として理数教育を掲げて多くの成果を残してきました。
 本年度も、SSHで培ってきた「探究力」の育成を継続・発展させていきたいと考えています。自分で課題を発見し、観察・実験を通して、調査・研究を深め、課題解決に向けて取り組み、それを発信・提言するという活動はこれからの時代に求められている力です。

 本校は、中学生は高校生の姿を見て、将来の自分の姿を思い描き、高校生は中学生に自分の歩んできた道を示すことで、自分が次のステージへ進むエネルギーとすることのできる中高一貫教育校です。
 昨年度は、全国高等学校家庭クラブ研究発表会で、第2位に当たる産業教育振興中央会賞の受賞、無線部のアジア・オセアニアARDF選手権大会におけるフォックス・オーリング競技で男女とも優勝といった成果を上げています。
 学習に、部活動に一生懸命取り組むとともに、さわやかな挨拶、明るい笑顔、思いやりの心に満ちた「青春の丘」を目指して、生徒たちの「人間力」を育てていきたいと考えています。これまで以上に、皆さまのご支援、ご協力をお願いして、着任のご挨拶といたします。